患者とのコミュニケーションで起こる問題

患者とのコミュニケーションが円滑に行われず、患者が不安や不満などを持つと2つの問題が発生します。まずは、看護師の働くモチベーションが下がってしまい、担当患者を避けるようになったりといったネガティブな仕事をしてしまいます。また、担当患者と接することがストレスになってしまうのです。これらのことを防ぐためには、周囲の看護師が気が付いてあげることがポイントになるでしょう。例えば、担当患者の会話が減るようになった、会話が激しくなる様子が見られるといったことなど、第三者から見ても関係が悪化している様子が浮き彫りになっているケースです。さらに悪化傾向にならないようにするためには、担当看護師一人で悩むのではなく同僚や家族を含めた周りからのサポートが解決の糸口になります。

つぎに、患者の治療が進まないことによる回復への弊害です。コミュニケーションが悪化することで、治療方法に納得いかないず治療が遅れてしまうことや実現しないことがあります。また、患者自身も心身のストレスや不安が重なり、病気の回復の妨げにもなるのです。さらに、メンタルに関する他の病気に派生してしまうリスクもあります。このようなことから、看護師は医療の専門知識だけでなくコミュニケーション能力が重要となるのです。コミュニケーションを身につけるためには、スキルを学ぶ研修や通信教育などを取り入れる必要があります。学習内容としては、相手の話をよく聞く傾聴や、一方的に話すのではなく質問させるなどのテクニック、相手が抱える不安や不満化を分析する手法などが挙げられます。それらの学習を通してコミュニケーションスキルを高めていくとよいでしょう。

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